Shiunからの手紙

Live different.

徒歩の旅と逆ヒッチハイクのご縁

Day16:鹿泉(luquan)→ 天长(tianchang)= 19.8km

今日は6時半に起床し、旅館の向かい側の出店で朝ごはんを食べて、8時半から歩き出した。

昨日の大都会とは一変、今日から山岳地帯に突入した。山を見るとワクワクするのはなぜだろうか。


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Day16: I started walking into mountainous district today.

自然と山に囲まれ、歩く気力が増す。


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Walking beside the river named 桃河 Peach River all the time today.

この桃河という川に沿って、今日はずっと歩いてきた。


歩き始めて一時間半ほどが経って、いちど休憩を挟んでからまた歩き出す。すると、また一台の車が止まった。最近毎日のように逆ヒッチハイクされる。逆ヒッチハイクされた場合、まずは必ず、徒歩で旅をしてる趣旨を伝え、丁寧にお断りする。今日もいつもと同じようにまず乗車を拒否した。しかし、今日の逆ヒッチハイクは、通りがかりにいちど僕のことを見かけて、わざわざ乗せるために戻ってきてくれた方だった。それならばと、逆ヒッチハイクされて三度目の乗車をすることを選んだ。

わざわざ戻ってきてまで、乗せてくれた樊(ファン)さんは、とても感じのいい優しい方で、車を運転しながらも、しっかりと相手の目を見て会話する人だった。ファンさんは仕事が忙しく、二人の子供を抱える家族がいて、僕のように時間があって自由に旅ができることを羨ましく思った。得るものがあれば、手放すものがある。手放せば、自由になるけど、失うものもある。人はいつだってそうだ。

徒歩の旅なのに、逆ヒッチハイクで車に乗るのは、一見矛盾しているように思えるかもしれない。確かに、車に乗ることを断固拒否することもできる。でも、車に乗ったとしても、今日のように地元の人との出会いと会話の中から、より多くその地域のことを学ぶことができ、また色んな場所で友達ができるなら、僕は歩き通した達成感より、逆ヒッチハイクのご縁を優先する。

ファンさんはさらに、これから歩いて行く先に住んでいるチベットによく行く旅好きの友人も紹介してくれて、早速今日連絡を取って、後日その街まで歩き着いた際に会うことになった。

こうして旅で出会った人たちとは、日本でいうLINEの中国版、WeChat(微信)で繋がってその後も交流している。励ましの応援メッセージをもらったり、日々どこまで歩いたか、家族と知り合った友達に向けてシェアしている。

今回の旅では、デジタルを駆使して、地図はスマフォのマップアプリを使い(はじめは中国全土の地図帳も持ち歩いていたが、重いし全く使ってなかったので破棄した)、日々の記録や、家族や友達とのやりとり、旅の共有まで、多くのことでスマフォのみで熟している。もちろん、この手紙もスマフォからの手書きだ。

去年はパソコンとスマフォをやめて、電子機器を一切持たずに、自分だけの旅だったが、今年はデジタルを駆使して、旅をシェアすることの楽しさを感じている。

「遠くにいるようで、近くにいる」

この世界はとてつもなく広いけど、どこかで繋がっている。そんな真実を、デジタルを通していま体現できる時代なのだ。


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This is what I got by walking all the dusty road today.

さぁ、この脚で、まだまだ行けるところまで、行ってみようと思う。

明日から山西省に入る。


Total: 311.5 + 19.8 = 331.3km



しうんより