shiunからの手紙

Live different.

中国の銭湯に初潜入して見た○○!

Day27:太谷县(taiguxian)→ 祁县(qixian)= 27.0km

 
今日は5時半頃にいちど目を覚まし、5時58分に起きた。宿泊した旅店がトラックの運転手ご用達の宿で、朝の早い時間帯からトラックのエンジン音が鳴り響いた。8時半に旅店を出発して、まずは昨日雨の中到着して全く見れてない太谷の街を少し観光しようと、市内に向かって歩き出した。途中出店で朝食を食べて、ついでに市内の観光スポットである太谷县城の在り処も店の人から聞き出した。
 
太谷县の县(xian)は、日本でいう県であり、镇(zhen)は市にあたる。小さな島国の日本と違い、広大な中国の中には幾つもの县と镇がある。
 
ある程度発展した街なら、市内の中心部はどこも似たり寄ったりのお店が所狭しと並び、経済活動が盛んに行われている。太谷の街の中心部も、経済の波に染まっていた。しかし、大通りから小道に曲がって、太古县城がある方にどんどん進んで行くと、景色が次第に変わっていった。
 
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街の中に、まだ古い町の一角が残っていた。
 
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徐々に古城が姿を表した。
 
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古い街と現代の生活が交差していた。
 
歴史には詳しくないが、こうして時間が経ってもなお残っている物や街並みを見るのは好きだ。そんな日本の古きよきものと新しいカルチャーが交差する街、京都が特に好きだ。この太谷では、あまり高度なレベルで古いものと新しいものが混じり合っているようには感じられなかった。ただ、まだ残っている。そんな印象を受けた。
 
 
そんな中、今日も出会いがあった。太谷の古い街中をキョロキョロしながら歩いていると、「ねね、あなた、もしかして徒歩で旅行してる人でしょ?」と街で犬の散歩をしてたおばさんに、突然話しかけられた。それから少し歩きながら話をして、事務所が近くだからよかったら少し休憩して行きなさいと言われ、立ち寄ることにした。
二匹の黒い犬とお子さんを連れて散歩してたおばさんは気さくな人で、話しやすかった。街の道沿いの店の一階に案内されて、何やら鍵関連のお店みたいだったが、土日だからなのか営業はしていなかった。座って、少し話をして、水を三本も貰い、ザックの横脇のポケットに三本とも押しこんだ。
 
このような、いい出会いが毎日のようにあるのは運がいいからなのか、それとも中国はいい人が多いのか分からないが、本当にいいご縁に恵まれている。旅が始まってもうすぐ1ヶ月が経つが、まだ一度も嫌な思いはしていない。
 
気さくで優しいおばさんがあまり時間を取るといけないからと言って送り出してくれて、そのまま僕は太谷の街を後にし、祁县を目指し歩き出した。
 
 
再び歩き出して、程なくしてポツポツと雨が降り出し、小雨だったため、そのまま装備を変えずに前に進んだ。
 
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途中で通りがかった車の高速料金所。
 
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この石炭を運ぶでっかいトラックが果たして何台僕の横を通り過ぎていったことか…。
 
快調に歩き続けて、午後4時には目的地の県、祁县に辿り着いた。
 
もう毎日20km以上歩くのにも慣れて、そこまで疲れは感じなくなった。一日で20~25kmはちょうどよく、30kmを越えると少し疲れるといったところだ。
 
祁县の街に入ってから、今夜泊まる宿を探しはじめて、一軒の銭湯兼旅館を見つけた。中国では洗えて、泊まれる宿を結構見かける。今日は中国に来てから、初の中国式銭湯を体験。
 
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日本と同じように、男部(男性)と書かれた入り口。
 
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中に入ると、ロッカールームと、大量にベットが並んでいた。僕が入浴したときは、誰も人がいなかったが、ここに裸体の男がぎっしり横になって寝ている光景も少し見てみたい…。
 
大浴場の中には、シャワー、浴槽、サウナがあって、浴槽の中は、ぷかぷかと汚物が浮いていたため断念して、サウナに入ったが、温度が低くいまいちだった。さらに途中からサウナに入ってきた別の客が普通に床に唾を吐いて、中国人はサウナの中でも唾を吐くのか!?とビックリを通り過ごした。
 
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マッサージのメニューもあって、裸で三角パンツ一丁の男性従業員のおじさんが、真っ裸でフル○○のお客さんをマッサージしてる風景を少しばかり眺めて、自分は遠慮しておいた。
 
 
それでも違う文化を体験するのは、やはり楽しいものである。
 
 
Total: 523.3 + 27.0 = 550.3km
 
 
 
しうんより