5kg背負う荷物が減れば、さらに10kmは歩ける
Day35:长寿村(changshoucun)→ 灵石县(lingshixian)= 17.5km
今日は6時50分に起き上がった。この二日間、北京から会いに来てくれた親族らが車に乗り込み、北京に戻るのを見送ってから、そのまま歩き出した。
晴天の青空と绵山
車に乗った親族らは、あっという間に姿が見えなくなってしまい、つかの間の家族団欒のひと時が幕を閉じて、一気に道がこれまでの旅路に戻った。
今日の朝には、ここまで背負ってきた15kgの荷物の中身を見直し、使わない荷物(約5kg分)を親族に持ち帰ってもらった。
この一ヶ月で使わなかったモノ
(左から順に)
- 雨具
- UVカットのパーカー
- 冬服
- 寝袋
- テント
- あと細かいもの諸々
せっかく逆ヒッチハイクで乗せてくれた方から頂いたテント2kgも、まだいちども使う機会がなく、国道沿いなら必ず宿は確保できるため、荷物から排除した。旅館があれば、寝袋の必要もない。それと圧縮した重い冬服も、季節が変わる頃に送ってもらえばいいので、持つのをやめた。雨具も、傘とリュックについてる防水カバーがあるため、必要ないと判断した。これら合わせて5kgほどある荷物が軽減された。
15kgあった荷物が、10kg近くまで減り、再びザックを背負ってみると、全然身体に伝わる重みが違う。パンパンだったザックにも余裕が生まれ、これまで歩き出して一時間もしないうちに痛くなりはじめる肩の痛みも感じなくなった。脚への負担も軽減され、グングン前に脚を進めれるようになった。これなら毎日20kmから、30kmに増えても問題なく歩けそうだ。
それと、大きな目的地の一つ、西安まで500kmを切って、好調に歩けばあと三週間ほどで到着できる予定だ。
西安に向け、今日は荷物も減り、軽くなった足取りで、ほぼ休憩なしで午前中に目指してた街まで一気に歩いた。
雲ひとつない快晴の中、広い整備された省道221は歩きやすかった。
I'm on my way.
お昼休憩を挟んで、まだ疲れもなく、もっと先まで歩けるところ、予定通りの街で旅館を見つけ、泊まることにした。というのも、一昨日書いた日記が不意に消えてしまい、昨日の日記もまだ書き終えていなかったため、午後は書くことに時間を取った。歩くことと書くことはどこか似ていて、この旅の重要な日々の習慣となっている。
Total: 613.0 + 17.5 = 630.5km
しうんより