Shiunからの手紙

Live different.

雨の日の静かな時間

Day 60:渭南(weinan)- 兵马俑(bingmayong)= 25.9km

雨の日は、朝がやってくるのが遅くて、ゆっくり寝てたい気分にさせる。7時7分に目を覚まし、部屋で昨晩買った葡萄の残りとビスケットをつまんで、9時から歩行を開始した。

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バックパックに防水カバーをかけ、傘を片手に雨の中を歩きだした。

そういえば、旅がはじまってから雨に遭遇した日は少なく、がっつり雨の中を歩くのは今日がはじめての日となる。

雨の日は嫌いではない。好きだと断言できないのは、もし仮に毎日雨が降ってもその時に好きだと言える自信がないからだ。天候にかかわらず、自分はどちらかというと普通でない"何か"が好きだとは言える。

珍しい雨の日の歩行は、僕を楽しませた。傘に落ちる雨の音を聴きながら、晴れの日より静かな道中を歩いていく。

静かな時間は貴重だ。

いまの世界はあまりにもノイズが多すぎる。都会の中は広告だらけ、テレビのな中は嘘だらけ、スマホの中は尽きることのない情報の泉で溢れかえっている。
自分一人の孤独な時間は、一人っきりの寂しい時間なんかじゃなくて、ただ一人の自分と向き合える至福の時間だ。
毎日一人で歩いていても、寂しいと思ったことはないし、全く苦にはならない。

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西安まで残り55km。
今日を歩き終えて、あと歩いて一日で届く距離までやってきた。

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午前中には渭南を歩き出て…

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ついに西安界へ突入した。
上の標識には「西安人民欢迎你(西安人民はあなたを歓迎します)」と書いてある。

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西安界に入ってまもなく、早めの昼食をとった。今朝は朝ごはんをしっかり食べてなくてお腹がペコペコだったし、雨の日は外で休める場所が見つけにくく、温かい面汤(面を煮るときのお湯)を啜って、西红柿干拌面(卵とトマトの麺)を頂いて、雨で冷えた体を温めた。

それから午後には、今日の目的地の兵馬俑近辺まで一気に歩いていった。

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途中でトラックの長蛇の列に出くわした。100台以上ものトラックが道に止まっていて、運んできたものを降ろす順番待ちをしていた。中国のトラックの数にはただ唖然とさせられる。

午後3時には兵馬俑近くの旅館にチェックインできた。兵馬俑は、世界遺産のため海外からの観光客も多く、いつもより少し割高な宿泊料だが、旅館の取り締まりも厳しく、安宿に泊めてもらえただけでも有難い。

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雨の日歩いてて唯一厄介なのは、靴の中が雨の水で濡れた状態が一日続いて、足の皮膚がふやけていつもより多くの豆が足にできてしまった。これはどうしようもない。。

明日は、朝から秦始皇帝陵兵馬俑を見学するのがメインな一日となる。

西安まで、あと二日。

Total: 1091.4km



しうんより