中国徒歩横断第三章〜チベット高山地帯を抜け、雲南省へ!〜
Day 105~108:成都(chengdu)= 0km
成都に到着してから、あっという間に四日が経ち、明日からまた歩く旅を再開する。この四日間は特に観光せず、ゲストハウスでのんびりしたり、装備を大幅に改良して、成都からまずは西へ向かい、318国道からチベットへと続く高山地帯を抜けて、雲南省に南下し、シャングリラ、丽江、大理と雲南省を名所を堪能しながら、最終目的地である雲南省の省都,昆明まであと約1500kmのルートを歩いていくことを選んだ。
2000, 3000, 4000m級の高い山々が立て続けに続く遠回りで厳しい道のりをあえて選んだのには、旅の途中で出会った徒歩の旅人から「これまでに見たことのないような絶景が広がっている」という言葉とまだ見ぬ風景が脳裏に残ったのと、もう何山か厳しい道のりを越えてからゴールを目指したい気持ちがあったからだ。
これから歩き向かう高山地帯と秋冬に備え、装備を大幅に改良した。これまで背負って来たバックパックも、すり減った靴も買い直した。
他にもこれらのモノを装備に加えた。
- OSPLEY70Lのバックパック
- CRISPIの防水ブーツ
- ユニクロのウルトラライトダウンジャケット
- ユニクロの折りたたみ傘
- ユニクロのヒートテック
- 防水、防風の上下アウター
- 速乾の長袖長ズボン
- 厚手の靴下
- 手袋
- 小型のガスコンロ+ガスタンク
- 魔法瓶
- 红景天(高山病予防の薬)
元の35+5Lのバックから、一気に本格的な登山用で倍の容量は入る70Lのバックパックになり、重量も15kg→19kgと4kg分の荷物が増えた。それでも上記の新たな荷物を入れるとバック内には大した空きのスペースは残らず、冬服はやはりどうしてもかさばるものだ。
はじめての高山地帯ということもあり、今まで歩いてきた平地に比べ寒さや高山病といった、より自然の厳しい環境に直面するため、自分の中で不安要素が残らないよう、なるべく入念に準備をした。
まずは140km先の雅安という高山地帯に入る手前の街を目指し、数日かけて歩いて移動する。
では引き続き、中国南西部を歩いていってきます!
Total: 2020.8km
しうんより