shiunからの手紙

Live different.

漢民族とチベット族が入り混じる街

Day 117, 118:康定(kangding)= 0km

 
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ヨーロッパ三人組とのテント明けの翌日、再びトゥクトゥクに乗りこみ20キロほど走って標高2700mの街,康定にたどり着いた。
 
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康定に入ると、中国人(漢民族)とは顔立ちが違う少数民族の藏族(チベット族)の人や、チベット修行僧の格好をした人たちを街中のあちこちで見受けることができる。
 
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修行僧の中で、片手にiPhoneスマホを持った人も街中で多く見かけて、服屋や携帯ショップの中にも入っていくところを目撃した。まあ修行僧といっても、同じ人で最先端のスマホは使いたいし、時にはおしゃれもしたいのであろう。
 
昨日はお昼頃に康定に到着してから、ホテル探しで若干手こずることになった。なぜなら中国はちょうど今週末は国庆节というホリデーが続いていて、多くの人が休暇を利用し遠くへ遊びに出かけるため、康定も例外ではなく多くの観光客で賑わい、どのホテルも値上がりし、満室状態。
幸い、たまたま道沿いで見つけた旅館がユースホステルで、満室だったもののリビングのテントなら空いており、しかもどのホテルも値上がりする中、長期のバックパッカーには嬉しい破格の一人25元(約450円)で泊まれることになった。
 
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ユースホステルにチェックインしてから、午後には康定市内にある跑马山という山にヨーロッパ三人組とハイキングに出かけた。45分かけて頂上付近まで行ったものの、頂上には50元のチケット代がかかるので入るのを断念し、山の上から康定の街並みを見下ろしながら下山を楽しんだ。
 
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夜は、康定の街で出会った別のドイツ人カップルの二人も含めて、ヨーロッパ人に囲まれながら一緒にご飯食べ、ビールを飲みながら色々と英語で語りあった。
 
自分は日中英といちお三カ国語を話せるのだが、この二日間、久しぶりにヨーロッパ人を前に英語での会話に言葉が詰まったり、言いたいことを表現できなかったりして、まだまだ相対的に三カ国をバージョンアップさせていく必要があることを痛感した。
 
それでもまだ自分は行ったことがないヨーロッパのことを、ヨーロッパの人たちから話を聞くと、実際に行ってみたい気持ちが高まったし、刺激をもらえた。
 
また話してて面白かったのは、トゥクトゥクで旅してるリッキー、ジョー、マイクの三人はかなり中国語が話せて、一年以上は中国に住んだ経験があり、外国人の視点から見るいまの中国は、また中国人とは異なる視点で、話をしていて日本人視点の僕と共感する部分が多かった。
 
 
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今日は、破天荒なヨーロッパ三人組とは別行動になり、彼らはまた別の山へハイキングに出かけ、自分はユースで一日ゆっくり過ごした。
 
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今晩も部屋の中に組み立てられたテントの中でテント連泊三日目。
 
明日からヨーロッパ三人組と別れ、康定を後にし、さらに標高が高い地域へと単独歩行を再開する。
 
Total: 2184.3km
 
 
 
しうんより