Shiunからの手紙

Live different.

海抜3000, 4000mの本格的なチベット高山地帯に突入

Day 119:康定(kangding)- 瓦泽(waze)= 26.1km

 
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室内のテントの中で目を覚ますとすでに8時を過ぎていて、荷物を整理して9時にユースホステルを出発した。
 
康定が海抜2600mから、今日はさらに高い3000, 4000mの高山地帯へと歩行前進する。街を出ると、すぐさま上り坂の道がはじまり、遠くの方に雪山が見えた。
 
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クネクネした上り坂を登っていき、徐々に遠くの雪山との距離が縮まり、美しい雪山の姿が目の前に現れた。
 
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少し歩いてはまた雪山の方を眺め、いろんな角度から雪山の眺めを楽しんだ。
 
ずっと上り坂で息を切らしながら登り歩いていくものの、雪山の景色を追いながら、冷たい空気を肺いっぱいに吸い込んで集中して前に進めた。
 
標高は3000mを越え、より自然の厳しさを肌で感じながら歩くこととなる。
 
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お昼12時をまわり、いい感じの円型のベンチで少し休憩を取った。座りはじめたときは太陽が出ていて暖かかったのに、雲に覆われた途端、急に気温は一気に下がり、ガタガタ震えるほど寒くなった。すぐにパラパラと雨も降りだすし、途中小さな雹も降ってきて、四季を一日で体験できる。誠に標高が高いところでは、天候が変わりやすい。
 
ベンチでの30分ほどの休憩で身体は冷えてしまい、これからは短い休憩を挟むようにした方が良さそうだ。再び歩き出してからまもなく小さな村でユースホステルを見つけ、情報収集も兼ねてお昼に麺を大盛り一杯平らげた。
 
宿の現地の人曰くこの先には標高4962mの折多山という、たっかーい山があり上り坂が続く道のりで、この村を抜けると宿もないらしい。ちなみにテントを張ったら大丈夫か聞くと、朝と夜は寒くなるがまだ大丈夫とのこと。
 
まだ時間帯も午後2時前で、他の多くの自転乗りの旅人はここで休んで明日に山越えにアタックするみたいだったが、徒歩ではどちらにしろ丸一日歩いても越えられない距離のため、できる限り前進して高山地帯でテントを張る覚悟でまた歩き出した。
 
またすぐにくねりくねったキツめの上り坂が目の前に現れ、はぁはぁと息を切らしながら、足の筋肉をフル稼働して登っていった。
 
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後方では霙が降り、前方はカラッと晴れた青空が広がる。
 
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チベット仏教の経典が円柱に書かれたものが、水力の力で自動でぐるぐるとまわっていた。
 
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道沿いには謎の積み石の山が。
 
午後3時を過ぎて、持ち水も減ってきて、夜と明日の分を確保できる水源を探していたところ、道端に止まっていたトラックの運転手に近くの川の水を飲めるか尋ねた。すると、水のペットボトル一本を差し出してくれて、さらに近くまで行くから乗せていってくれるという。
今日は歩いててすでに三回ほど逆ヒッチハイクに遭遇して断ったが、高山地帯でのテント泊は体調を崩すリスクが高く、はじめて大型トラックに乗せてもらうことにした。先日はトゥクトゥク旅も体験し、この旅で数々のタイプの乗り物に便乗させてもらっている。
 
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トラックの運転手に巡り会えたおかげで、5000m近い山越えも、宿の確保の心配もなくなり、自力ではなく動力の恩恵を受けた。
 
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標高4962m、折多山のピーク。
 
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この辺りで一番高い折多山を越えた後も、また他の山々が地平線いっぱいに広がっていた。
 
走るトラックの外を眺めていると、だんだんと辺りに住む人々の顔立ちや服装、家の様式も変わり、どうやらチベット族が暮らす地域に突入したみたいだ。
 
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午後5時に国道318からトラックが違う道に差し掛かる際に降ろしてもらい、近くにある宿まで歩いていって、無事宿を確保できた。
 
今まで見てきた中国の建物は煉瓦とコンクリでできていたが、チベット族の建物は石造や木で造られていて温かみがある。
 
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ベットも特徴的で、部屋の天井には独特の模様がある。
 
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今晩の宿泊部屋。
ちなみに、部屋の中はめちゃくちゃ寒い。。地面はキンキンに冷えている。
寒さ対策として足湯で温まり、ベットで毛布に包まりながら、この手紙を書いている。
 
今までに見たことのない景色、触れたことのない少数民族の人々の暮らしに大変興味が湧いている。
 
これから先の道のりを、じっくりと歩いて巡るのが楽しみだ。
 
Total: 2210.4km
 
 
 
しうんより