Shiunからの手紙

Live different.

4412mまで登って登って下りて野宿

Day 121, 122:东俄洛(dongeluo)- 高尔寺山(gaoersishan)- 八角楼(bajiaolou) = 44.6km

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昨日はこの旅で一番冒険的な一日だった。朝9時半に出発してから、午前中はとにかく山道に沿って山を登り歩き、標高が高く激しい息切れで何度も立ち止まり、呼吸を整えてからまた歩きだすことを繰り返した。確かに苦しい時もあるが、一生懸命に呼吸して懸命に前に進もうと努力できる上り坂は嫌いではない。

お昼過ぎまでかかって、標高4412mの高尔寺山という山の頂にたどり着いた。

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山頂をハァハァ言いながら歩いてると、地面に座ってたむろってる三人組のチベット人に呼びかけられ、一緒に座りこんで休憩しながら話をした。
しばらくしてチベット族の三人は先にバイクに乗って走り去り、お昼ご飯でも食べようかとバックパックの中をまさぐっていると、野良犬がすぐ近くまで寄ってきていた。僕に危害を加える様子はなく、おこぼれをおねだりしているように見えたので、自分が食べているビスケットをやると仲良くなれた。

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自分から怖がらずに、オープンになれば動物も友達になれる。

午後一時半に歩行再開し、登りきった山を午後からは下りに入った。

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まだまだ山に沿ってクネクネと続く下り坂の車道を歩くより、徒歩の利点を活かし、自ら道を開拓することにした。

自分で道を選び、新たな道を切り開くのは楽しいが、思わぬ難点にぶつかったり、つまずいたりもする。

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山をそのまま下に向かって降りれる小川に沿った道をゆくことにしたのだが、滑る砂利に苦戦し、難易度の高い下り道に20kgのバックパックが足腰に効いたが、一時間かかってやっと下の方まで無事に擦り傷だけで降りることができた。

この時点で時間はすでに午後四時をまわり、午前中の上り坂とこの下り道ですでに体力と集中力を消耗し、心身ともに疲れている中、さらに17kmも歩くのは時間的にも厳しい状態で、ならば水も豊富にある海抜4000mの山の中で今夜は野宿をすることに決めた。

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山を少し歩き回り、山から歩き出る道を確保し、テントを張る場所を見定め、夜焚き火するための枝木をかき集め、テントを張り、夕食の準備に入った。

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晩飯には持ち合わせていたインスタントラーメンにソーセージをトッピングしたものを二杯食べた。その後、日が暗くなる前に火を焚こうとしたのだが、慣れない火を起こす作業に若干うまくいかない部分もあったが、日が完全に暗くなる直前に無事火おこしに成功し、火の温もりを感じながら、一人で火をじっと見つめた。

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冒険的な一日に疲れ果て、午後9時にはテントに潜り、眠りについた…。

★★★


翌朝は辺りが明るくなって目を覚まし、時間を見ると、すでに朝8時を過ぎていて急いで起き上がり動き出した。

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テントの外に出ようと、チャックを開けると霜がパラパラと落ちてきて、テントと辺り一面には霜が下りていた。

海抜4000mの山中での野宿は、思ったほど寒くはなく、テントと寝袋の真価が思う存分に発揮された。これが高山地帯に入ってからの初テント泊で、この先どうしても宿が見つからなくても少しは安心できる。

起きてからひとまず体を温めようと、また焚き火のための木材をかき集めに出かけ、ついでに川で水も補給し、テント付近に戻って火を起こして、朝食をつくった。

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朝食が出来上がる頃には日も登って、一気に日の光で暖かくなった。

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起き出したのが遅かったのと、テントを畳んだり、荷物を整理するのに時間がかかり、結局歩き出す準備が整う頃には、午前10時過ぎになってしまった。

まずは山から歩きでで、国道318に戻り、昨日とは打って変わり、緩やかな下り道を難なく歩いていった。

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歩いている途中で見かけたカラフルなチベット風な家々。

午後5時まで歩いて、目的地の街に到着し、すぐに宿も見つかった。

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一昨日はじめて泊まったチベット族の宿の部屋もよかったが、またしても豪華で素敵なゲスト部屋に宿泊する。ちなみに宿泊料は前回と同じく50元(875円)。これから他のチベット族の家に泊まるのがますます楽しみだ。

明日は雅江という比較的大きめな街に到着する。高尔寺山で4412mを歩き越えたばかりなのだが、雅江から理塘までの間にあと4659mと4715mのさらに高い二山を越えていかなければならない。
この間138kmの道のりで、途中どれだけ食料を補給できるのか、宿泊できる宿が見つかるのかまだ把握できていないが、明日雅江の街に着いたら、できる限り情報収集に努めたいと思う。

これから訪れるさらに厳しい道のりに対して、万全の準備と心構えで歩んでいく次第だ。

Total: 2268.9km



しうんより