美女二人とシャングリラの高校生と一緒に遠征サイクリング
Day 146:香格里拉(Shangri-la)
今日はまだシャングリラから出発せず、北京から届く"ある物"を待つことに。
中国人が身分証明書として常に携帯している"身份证"なら再発行可能みたいなのだが、外国人でパスポートの場合はなぜかシステムが読み込まないのだ。
そのため、面倒なことに北京で再発行してもらったSIMカードを、速達でシャングリラまで送ってもらい、北京から三日かけて明日の昼にシャングリラの宿泊するホテルまで届く予定だ。
SIMカードをゲットするまでは次に進めないため、もし明日届くのがお昼以降になってしまった場合、明後日の朝一でシャングリラを出発することになる。
今朝は8時頃に起き上がり、午前中はホステルの部屋に滞在した。
お昼時になって、こんなことを呟いた。
中国で有名な観光地、シャングリラにいるのにあんまり観光に出かける気がしない。
理想郷と呼ばれるシャングリラに来てみて気づいたのは、自分にとっての理想郷なんてものはどこにもなく、真の理想郷は自分自身で作り上げるものだということだ。理想を現実に。
— しうん@中国徒歩横断中 (@SHIUNism) 2014, 11月 1
ならば、いっその事今日は引きこもって自分の理想郷と向き合う日にしようかとも考えたが、午後になってやっぱり外へ出かけることにした。
目的地は、昨日カフェで「シャングリラに来たらマスト」と教えてもらった、"纳帕海"という湖がある草原に行ってみることにした。
シャングリラの街から10kmほど北西にいったところにあり、歩く距離にしては遠いので自転車を借りて向かうことに。街中のあちこちのアウトドアショップで自転車の貸し出しがされていて、一日20元でマウンテンバイクを借りた。
ちょうどお店に入店して自転車を借りようとした際に、二人の若い女性が同じく自転車を借りて纳帕海にいまから向かうということで、美女(メイニュ)二人と一緒にサイクリングに出発。
二人は19歳の大学生と社会人で、成都から雲南省へ遊びにきているとのことだった。この旅で、中国の若い女の子とあまり触れ合う機会はなかったが、そのうちの一人はちょっと苦手なタイプで、自分勝手で自我取りしまくる自分大好き系な女の子だった。
それでも、ご縁ある出会いだと思い、女の子たちのペースに合わせてゆっくりと自転車のペダルを漕ぎながら、約1時間かけて目的地へ向かった。
さらに途中で同じく纳帕海に向かうシャングリラの高校生二人に出くわし、道案内してもらいながらペダルを一生懸命漕いだ。
出発したのが遅かったのもあり、午後4時にようやく纳帕海周辺に辿りついた。辺りには草原の中に浅い湖が広がり、牛や馬、たくさんの小鳥たちで賑わっていた。
まずはパノラマでど〜ん。
中盤地点までに20kmほど漕いできて、草原を一周して戻るのに長い道のりを午後6時半まで漕ぎ続け、合計3時間以上もの遠征サイクリングに、明日は太ももが少し筋肉痛になりそうだ。
明日はどうか時間通りに、北京からのSIMカードが届きますように。
しうんより