小さな幸せを噛みしめる気づき
Day 174~177:沙桥(shaqiao)- 南华(nanhua)- 楚雄(chuxiong)- 苍岭(cangling)= 74.4km
一昨日、南华县で一日お休みし、最後のラストスパートの一週間がはじまった。
今朝は楚雄市で彝人古镇という観光地が街の中にあり、通りすがりに訪れてみたものの、古い町並みは跡形もなく、観光客への見せ掛けだけで全く面白みがなかったのですぐに立ち去った。
楚雄市はかなり開発整備された都市で、この一帯に住む彝族の自治州中心部となっている。中国の都市部に感じる問題は、一定の開発発展が進むと、どの都市も似たり寄ったりで特徴がなくなってしまうことだ。
経済の発展が最優先された結果、元々その土地に住む民族によって培われてきた文化・文脈が損なわれてしまう。
また残念ながら、これはほぼすべての発展した大都市で言えることだと思う。
急速でこのまま経済発展し続けようとする中国は、他の先進国と同じように一大経済国家に成長したものの、中国の長い歴史の中で培われてきた中国の古き良きものは次々と壊されていってる。
得るものがあれば、失うものがあるのがこの世の摂理だが、経済発展のために、他のすべてを犠牲にして何が残るのか。
今後の中国の方向性を見極めていきたい。
今日は一日の「小さな幸せ」を噛みしめる気づきと感動があった。
一日を歩き終えての美味しいご飯とビールを食べ飲みできるが最高の幸せ。お店の人に、「谢谢」って言ったら「そんなに遠慮しなくてもいいですよ」って言われたけど、この幸せを与えてくれたことに感謝の気持ちを伝えたくて何度も言った。谢谢你! pic.twitter.com/ldR1v01TlE
— しうん@中国徒歩横断【完】 (@SHIUNism) December 2, 2014
日々の当たり前になってしまった「小さな幸せ」に気づくこと、そしてそれに感謝できるようになると、幸せは、実は常に身近にあったことを思い出させてくれる。ハッピーで豊かな暮らしは、気づくこと、感謝することからはじまる。
— しうん@中国徒歩横断【完】 (@SHIUNism) December 2, 2014
与えられた今日を精一杯生き、与えられる明日に感謝して生きようと思える気づきがあった幸せな一日になった。
— しうん@中国徒歩横断【完】 (@SHIUNism) December 2, 2014
今日を歩き終えて昆明まで残り160kmの地点まできた。
さあ、あと六日でゴールする予定だ。
Total: 2790.6km
しうんより