shiunからの手紙

Live different.

インドへの旅立ちと初日。空港で日本人旅人に出会い、インド放浪旅は突然動き出す。

日本からインドへ向けての旅立ち

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My new journey is about to start from here. India here I come!

関西国際空港から飛び立った飛行機は、北京経由でインドのデリーには10日の早朝に到着した。

北京からインドに向かう飛行機の中。そこには国に帰る多くの老若男女のインド人が乗り寄せ、そのインド人達の独特な匂いが機内に立ち込み、インド旅のはじまりを告げた。
インドの人々は結構みんな身勝手で、中国人キャビンアテンダントの言うことを聞こうとしない。若者たちはそんなキャビンアテンダントのことを少しからかっていた。
ラッキーなことに隣は空席だったので、二人席分を一人占めして快適な空の旅がはじまった。日本を出発する前日からあまりよく寝れてなかったこともあり、食事もろくに摂らずに消灯になると早々と眠りについた。アイマスクと耳栓を装着していたからか幾分かはちゃんと眠ることができた。目を覚まし、まだまだインドまでは時間がかかるだろうと思い、パソコンを取り出してブログでも書こうかと思っていた矢先に機内アナウンスが流れた
「この飛行機はおよそ30分後にインド、デリーに到着します」
そのアナウンスを聞いて慌てて小さな窓枠から外を見下ろしてみると、インドの夜の街の明かりが一面に広がっていた。
「もうインドに到着するのか」
それからすぐに飛行機は高度を徐々に下げていって、30分も経たないうちにインド、デリーのガンジー国際空港に無事降り立った。
 

空港で待つインドの夜明け


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飛行機から出ても、そんなに焦ることはない。なんせ到着した時間帯はまだ深夜の1時半過ぎだった。深夜にはデリー市内に向かう地下鉄は止まっており、タクシーは深夜料金をプラスしてぼったくりそうなので、空港内で明るくなるのを待ってから動き出すことにした。
どうせ時間もあるし、インドの空港に着いてから無料WiFiで市内までの行き方を調べればいいやと考えていたが甘かった。インドの国際空港には無料のWiFiがなかったのだ。
中国の国際空港でもそうなのだが、現地の携帯の番号があれば無料のWiFiにアクセスできるのだが、「到着したばかりの異国人は使うな」ということなのだろうか。その辺はもう少し受け入れる側として、何のためにWiFiを設置したのか考えてほしいところだ。
まあ何はともあれ無事インドに到着して、朝までたっぷり時間に余裕がある。しかし、WiFiが使えないので、どうやって市内まで行けばいいのか調べられずに少し焦る気持ちもあった。
ひとまず空港内のATMでカードから5000ルピーほど下ろして、初のルピーを手にした。100、500、1000ルピーと一枚ずつ手に取って見てみると、すべてに紙幣の表にはガンジーが印刷されていて、ガンジーが成し遂げた偉大な功績さを物語っていた。
ネットが使えないと不便なので、空港内にあった携帯ショップにプリペイドのSIMをいくらで購入できるかと尋ねると、1GB込みで850ルピー(1700円)くらいと高めだったので、もっと安いSIMがあるはずだと思い、購入するのは諦めた。
 

空港での不思議な出会い


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とりあえずあとはもう朝まで待つしかないと思い、カフェに入って甘いホットモカを注文して席についた。そのカフェには他にも日本人らしき旅人が数人ソファーに腰掛け、同じように朝が来るのを待っていた。もしかしたら何か情報が入手できるかもしれないと思い、近くに座ってすぐには話しかけず様子を伺った。奥のソファには二人組の若い日本人男性が寝てて、その隣のソファにもう一人日本人らしき男の人が座っていた。日本人は簡単に服装と動きを見ればほぼ間違いなく識別できる。ぼくはその隣の四人掛けのテーブル席に腰を下ろした。
しばらくして、一人の日本人らしき男性の前のソファ席が空いたので、英語で「Excuse me, is this seat taken?」と聞いてみると空いているというので向かいあわせに座った。座り込みながら、ふと手元を見てみると「地球の歩き方」があって確信に変わり、「日本人ですか?」と日本語で話しかけてみた。
 
 
To be Continued...
 

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しうんより