shiunからの手紙

Live different.

DIY軽トラキャンパーではじめる新生活

どうも、生きる実験家のしうんです。
 
新生活がはじまる4月も終わりに近づいてきましたね。
今日からいよいよ新たな生きる実験をはじめます。
 
それはどんな実験かというと、
 
軽トラの荷台に小屋を立てて、キャンピングカーのように移動する小さな家・モバイルハウスをDIYでつくります!そして、この小さな動く家、軽トラキャンパーで暮らしの実験をします。
 
「え、軽トラの荷台で暮らせるの?!」と驚かれる方もいるかもしれませんが、今回はなぜぼくが軽トラキャンパーをつくって暮らす実験をしようと思ったのかご紹介したいと思います。
 

究極のミニマル・シンプルライフをつくる

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ぼくはここ三年ほど家なき子として、日本を無一文で旅したり、中国を徒歩横断したり、インドに放浪旅に出かけたりと世界各地を転々とする旅人の生活を送ってきました。
 
日本での無一文の旅は、「すべてを手放して旅はできるのか?」という挑戦でした。それまで家賃を払ってた家を出て、スマホ等の一切の電子機器をはじめ、バックパック、お金など、それまで自分が所有してたあらゆるモノを手放し、丸腰一つで京都から沖縄まで旅した経験はぼくの価値観を大きく変えました。
 
今まで自分の周りを埋め尽くしてきたモノは必ずしも、自分を幸せにしてくれるとは限らない。モノを手放せば、そこに自由が生まれ、モノを持たなくても生きられる、暮らせるという実体験から、ぼくはミニマリズム(最小限主義)を追求するようになります。
 
しかし、究極的にモノを一切持たなくても生きてはいけますが、快適に暮らすには最小限の衣食住が必要になります。
 
そこで、必要最小限の空間を自ら作り出し、衣食住と移動もできちゃう「動く小さな家・軽トラキャンパー」を自分でつくろうと思い立った訳です。
 

動く家で小さく暮らし、オフグリットでエネルギー自給

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実はこの軽トラキャンパーをつくろうと思い立ったとき、まだ運転免許を持ってなかったんです(笑)もちろん、軽トラも持ってないし、小屋を立てる建築技術だってありません。そんな素人な一般庶民の私ですが、やってみたい!という自分の素直な気持ちに従って、とりあえずやる決心をして、周りに「軽トラキャンパーつくって暮らす!」と公言しました。
 
すると、なんとインド放浪旅の初日に偶然空港で出会った旅人が木工職人で一緒に製作を手伝ってくれることになり、それから制作費を稼ぐために冬の間は住み込みの出稼ぎをして、運転免許を取得し、中古の軽トラを購入しました。これでいよいよ軽トラキャンパーを作製するための条件が揃いました。
 
小屋といってもゼロから作るので、これまで住んできた家のように、水道、電気、ガスといった生活に必要なインフラは通ってません。なので、電気はキャンパーシェルの屋根にソーラーパネル200wを設置して、蓄電池に電気を溜めてエネルギーを自給します。水は給水ポンプを使ってポリタンクに溜めた水を使い、ガスはガスコンロで賄います。これまでのように大きなシステムに依存した暮らしから、生活に必要最小限の住まいとエネルギーを自給する暮らしへのシフトを目指します。
 
自分で作ってみて、自給して、小さく暮らす。そんな「足るを知る心地のよい暮らし」をつくっていきますよ!
 
 
では、ここからは軽トラキャンパー新生活に向けて初日のドラマを書き留めておきます。
 
まずは…
 

軽トラとの初対面

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今日は雨の中、納車される軽トラを取りに群馬へ向かいました。
 
ネット中古車といえばGoo-netで、ホンダ アクティ4WDの軽トラを総額16万円で購入。相場が大体25万~30万円なので、かなり安く入手できてラッキーです。
 
ちなみに個人のネットオークションならさらに破格な値段で中古車を買うこともできるみたいですが、自動車に詳しくない素人はやめておいた方がいいでしょう。
 
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いざアクティに乗り込んで、居候させてもらいながら軽トラキャンパーをつくる友人宅がある群馬の太田市までひとり初ドライブ。マニュアル免許取ったばかりで、しかも雨だったので緊張しましたが、1時間ほどgoogle map先生の案内通りに運転して無事たどり着けました〜。
 

作戦会議して、いざホームセンターで材木を買う

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去年の年末ぶりにインド放浪旅で出会った研さんとハイタッチで再会を果たし、到着して早々軽トラキャンパー製作の作戦会議がはじまりました。
 
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ぼくが参考にしている軽トラキャンパーを実際に作った人の画像を見せながら、こんな風に作りたいと研さんに説明すると、「ふーん、なるほどねー。うん、これならすぐできちゃうね!」と自信満々に言うのです。うう、なんて頼もしいんだ!
 
今回の軽トラキャンパー製作を全面的にサポートしてくれる研さんは御宮をつくる木工職人で、DIYでクライミングの壁をつくったり、本棚や木材を使った玩具を自分で開発したりする木工に関しては経験値が高いプロフェッショナルなので、めっちゃ心強い助っ人なんです。
 
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1時間ほど作戦会議をして、大体何が必要なのか分かったところで研さんが「まあ材料買っちゃえば、あとは作業するだけだね!」と言って、早速軽トラキャンパーをつくるのに必要な木材を買いに近くのホームセンターに出向きました。「マジか!初日でもう木材購入行っちゃうの?!」とぼくひとりでは考えられないスピードで軽トラキャンパー製作の準備が整っていきます。経験に勝るものはないですね。
 

ホームセンターで買ったもの

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  • 5.5mmベニヤ 10枚
  • 12mmコンパネ 6枚
  • 赤松垂木90x45mm 4本
  • 赤松垂木36x45mm 18本
  • 細ビス 74mm 1ケース
  • 細ビス 35mm 1ケース
  • 油性白ペンキ
  • ミニローラーセット
  • DIYハケ
  • 窓サッシ
合計41,781円でした。
 
ホームセンターに売られてるものだけで、小屋ぐらいだったら建てられちゃうってビックリですよね。キャンパーシェルだけなら10万円以下で作れちゃいそうです。いやはや家賃およそ二か月分で夢のマイキャンパーシェルがつくれるなんて、これからは家を買うと借りる以外の「つくる」という選択肢は大いにアリですね。
 
 
では、明日からはいよいよ軽トラキャンパー製作の様子をお届けします〜🛠
 
いや〜楽しみ!
 
生きる実験はつづく。
 
 
 
しうんより