DIY軽トラキャンパー総まとめ『人生を楽園に変えるツール』をあなたの手に!
どうも、生きる実験家のしうんです。
久々のブログ更新になります。
2017年とも、もうすぐお別れですね。
先週末11/25-26の二日間に渡って今年最後のイベント主催を行いました。
その名もキャンパーフェス。
北は秋田から南は沖縄まで、日本全国から計22台の個性豊かなDIYキャンパー猛者が安曇野に大集結しました。
今回は自作し、さらにワークショップとフェス主催の経験を通して、DIY軽トラキャンパーという『人生を楽園に変えるツール』の総まとめ記事を書いてみようと思います。
まずキャンパーってなんぞや?
キャンパーとは、辞書にキャンプ、野営する人と記されてますが、さらにもう一歩先を行ってる人たちが世の中にはいます。それはトラックの荷台というタイニーな場所に小屋を建てて遊ぶ、暮らす人たちがいるんですよ。
日本独自のタイニーハウス。それが軽トラキャンパー!
今年5月にはNHK『所さん!大変ですよ』で軽トラキャンパー特集が放送されました。
いま世間では小屋や小さな暮らし、シンプルライフが注目を集めるようになってきています。それを英語ではタイニーハウス、モバイルハウスと呼ぶのですが、その双方の概念を兼ね備えたのが軽トラキャンパーというものです。
軽トラキャンパーは不動産ならぬ可動産であり、これからの時代の最先端をひた走る日本独自のタイニーハウス・ムーブメントになりえるのではないかとぼく自身は仮説立てています!
「人生を楽園に変える⁉︎」DIY軽トラキャンパーのおもしろさ
ぼくが軽トラキャンパーに出逢ったのは今から約2年前。然るべき21世紀に生きるひとりの人類として、自然と共存し持続可能でこれからの新しい生き方を自らが模索するべく「生きることを実験する」のを生涯のテーマとしました。
そして2年前に長野のシャンティクティという農的な暮らしを営むお宿を訪れた際、何やら荷台に小屋のようなものを積んだ変わった軽トラックが駐車してありました。
製作者の成川さんから話を聞いてみると、これは手作りの動く小さなおうちなんだと悟り「これだっ!」とその場でつくることを決心。DIYで軽トラキャンパーをつくろうという新たな生きる実験がはじまりました。
「大工経験ゼロのド素人」が挑む動く小さなお家づくり
直感でこれだ!と思い、その当時は大工経験ほぼゼロの自分がなぜ軽トラキャンパーを手作りでつくろうと決めれたのか。それはDIY軽トラキャンパーに自分の夢と願いがすべて詰まっている!からでした。
それを当時書いたメモから振り返ってみると…
モバイルハウスを製作する目的
- 住まいの概念を拡張し、生活に必要最小限のインフラ(電気、水、ガス)を自給するとともに、日本全国を旅しながら暮らし、新しいご縁をつなげる
- 家を借りるでも買うでもなく、「動く小さな家」をつくる
- 小さく暮らす。最小限のミニマムな暮らしを実験する[ミニマリストxモバハウス]
- 大きな中央集権的なシステムから脱却し、国に依存せず、オフグリッドな生活を実現する
- 旅するように暮らし、暮らすように旅する「現代ノマド遊牧民」
とだいぶ欲張ってますね〜。笑
そんな夢をぜんぶ叶えてくれるのが、DIY軽トラキャンパーだったんです。
でも、いざつくろう!と決心はしたものの、大工経験もないド素人の自分が本当に作れるんだろうか…と不安になったり、途方に暮れた時もありました。それでも何とかここまで夢を形にできたのは、その夢と情熱を持ち続けて自分に今できることをとにかくやってみるに尽きると思います。それによって思わぬところで協力者が出現したり、夢がさらに大きく前進することを体験しました。
ぼくの場合は、軽トラキャンパーを超えた、1トントラックの廃油で走るシウンの動く家『ゆんゆん号』を約半年間の製作期間で完成させ、2017年12月現在はトラックの荷台に「夫婦」で暮らす“一台”実験中です!
軽トラキャンパー製作ワークショップを主催してみての気づき
大工経験ゼロでド素人のぼくが何とかマイキャンパーを完成させて、次に挑んだのが「同じようにキャンパーをつくりたいと願う人の役に立ちたい!」と思い、安曇野で『軽トラキャンパー製作ワークショップ』というWS(workshop)を企画しました。
なぜこのワークショップを主催したいのか、開催内容とともにブログにアップしました。すると、わずか二日で10名近くの参加応募があって、こんなにも沢山つくりたい人たちがいたのか!とびっくりしました。
WSは今年の5月〜11月まで月にいちど一泊二日の泊まり込みで安曇野にあるシャロムヒュッテに集まり、みんなで一台模範用に技術指導を行いながら作り、あとはそれぞれのWS参加者が作りたいマイキャンパーを、みんなの力を借りながら作り上げていきました。
このワークショップを通じて伝えたかったこと
モノづくりに関して素人のぼくがこのワークショップを通して伝えたかったのは、自分の想いやライフスタイル(夢)を想像して実際に形として創造してみるという体験です。
いま人間にとって住まいとは一般的に買うか借りるかの二択からしか選べないように思われがちです。しかし、自然界に住む動物たちは自分の身の丈に合った“巣まい”を上手につくります。それならば、人間も人それぞれ自分の生き方に合った家を低コストで作れれば、もっと自由に楽しく生きれるのではないかと思うのです。
ところが、実際に自分でやってみると軽トラの荷台に建てるような小さな小屋でも、全く大工経験がないと自分一人でつくるのはなかなかの勇気と情熱がいります。なので、同じように軽トラキャンパーをつくりたいという意志がある仲間を集めて、みんなの力を持ち寄ってつくれば楽しくみんなの巣まい作りができるはずだということで、このワークショップを主催しました。
ワークショップで毎月コツコツとキャンパーが出来上がっていく様子。
そして、一年間のワークショップの締めくくりとしてキャンパーフェスを開催。日本全国からDIYキャンパーを呼び集め、WS参加者も自作してきたキャンパーをお披露目できる場を用意しました。
みんなの生き様を自由に表現できる全員参加型の新しいフェスのかたち
迎えうるキャンパーフェス当日には、北は秋田から南は沖縄まで、全国から計22台のDIYキャンパー猛者が安曇野に大集結しました。
DIYキャンパーならではの個性豊かさ
移動販売キャンパーによる森のマルシェ
移動販売するキャンパーにも集まってもらい、森のエリアではマルシェも開催されました。
和歌山からなんと軽トラの荷台に石窯を積載して、熱々の焼きたてピザを出店した米市農園は大人気に。
犬好きにはたまらない!なんとも可愛らしいうしいろカフェ - ホーム | Facebook。犬の舌が出窓になってます。
栃木から参加してくれたフェアトレードショップ コブル - ホーム | Facebook。
京都から来てくれたためさんのハイエーストラック茶室キャンパー。フェスでは24時間営業、深夜には茶室BARとして盛り上がりました。
中には、太陽の熱を集めて調理や湯を沸かせるソーラークッカーを使うなんていうのもエコでいいですねー。
それぞれの想いやライフスタイルを自作キャンパーという形で表現した素晴らしき人たち。
個性豊かな作品と製作過程に込められた魂と工夫にはとにかく脱帽です。
DIYキャンパー界レジェンドあーりーさんの生き様をインタビューした記事はこちら。
誰が優れていて、誰が劣っているということはなく、各々の個性を認め合い、そして分かち合うという精神がそこにはあります。
愛と平和と自由に満ちた
今年最後の主催イベントでした。
🏕キャンパーフェス 2017🚚🚛🚐
— しうん@生きる実験家 (@shiunch) 2017年11月26日
北は秋田から南は沖縄まで、日本全国から計22台の個性豊かなDIYキャンパーが安曇野に大集結。
それぞれのライフスタイル、生き様を自由に表現できるツール。それがDIYキャンパー最大の魅力です。また来年も日本のどこかで開催できるといいな〜😽#camperfes2017 pic.twitter.com/JZDrLYyeGF
DIYキャンパー総まとめ
いかがでしたか?ここまでぼくが軽トラキャンパーというものに出会ってから経験、体験、実験してきたことをお伝えしてきました。
自分の生き様を自由に表現できるツール。
好きな場所で、好きなように暮らせる
動く小さなおうち。
これこそが『人生を楽園に変える』DIYキャンパー最大の魅力だと思います。
生きる実験はつづく。
しうんより