ほんとうにすごいのは誰か
Day4:琉璃湖(Liulihe)→ 涿州(Zhuozhou)= 16.3km
今日は朝7時に目が覚めて、ちょっとネットして、朝ごはんを食べて9時半から歩きはじめた。昨日の本当に心優しいホテルの方との出会いに感謝し、お世話になった蓝海旅馆をバックに一枚記念撮影した。ついでに、まだ自分の顔写真を公開してなかったので、この写真から今後どう歩き変わっていくのか楽しみにしていただきたい。
今日はとても天気がよく、暑くなることが分かっていたので、早めに今日の目的地にたどり着けるペースで歩き進める。
昨日に引き続きG107という国道をひた歩く。歩き出してすぐ、ついに三日間歩いてきた北京の州境を越え、河北省に突入。これから数日間かけて河北省の保定という街を目指す。
この国道G107は、一本道で分かりやすく歩きやすい反面、周りの光景に飽きてくることもある。
でも、今日歩いて通りかかった町は、僕を飽きさせなかった。
一見なんの変哲もない町だが、僕の目にはおもしろく映った。写真からわかるように、この町はあちこちで道路脇を作ってる途中だったり、補強中の建物が数多くあって、多くの人が道端や、両道の建物で働いてる姿を目にした。
そして、こんなことを考えた。
昔は、ピラミッドなど今じゃ考えられないほどのスケールと時間と人労働力を投じて、何万人もの人生が、ただひとつの建造物を作るために捧げられていた。
この自分が歩いている道路や道も同じように、一人ひとりの在り来たりの人たちが毎日汗水を流して、暑い中コツコツと作ってきたからこそ、自分や車が歩き走れる道があるのだ。そう思うと、この町をいま作ってる一人ひとりの人たちがすごい人たちに見えた。"本当"に町を実際作ってるのはこの人たちなのだ。
だからほんとうは、ピラミッドを作らせたファラオがすごいんじゃなくて、ピラミッドを実際に作った一人ひとりの人が凄いんだということを、この町で働く人々を見て、発想が転換した。
そんな人たちに、自分は勝手に勇気づけられ、どんどん暑くなり、激しく照らしつける日差しの中を歩いて、目的地の近くの公園でひと休憩して、午後2時にはホテルにチェックイン。
公園でお昼休憩する人々のクールな寝方。
到着した本日の目的地、涿州 in河北省。
今日宿泊してるホテル,桔子酒店(オレンジホテル)は、ネット環境もよく、部屋も綺麗で快適なチェーン店ホテル。
今日は早めに到着できた分、ゆっくり脚と身体を休ませて明日に備えられそうだ。
Total: 88.8 + 16.3 = 105.1km
しうんより