Shiunからの手紙

Live different.

地下に眠る900年前の墓地にお墓参り

Day 46:稷山(jishan)- 河津(hejin)= 29.5km

 
今日はアラームがなる前の5時33分に目が覚めた。起きてから空を眺めてみると、高いところに雲が広がり、涼しい一日のはじまりを予兆していた。
 
熱くなる日は、なるべく早く準備をして一刻も早く歩き出すのだが、涼しい今日はゆったりと朝の時間を過ごして、8時に旅館を出発し、いくつかの観光地を道の途中で訪れた。
 
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朝ごはんに鸡蛋饼(卵パン)と豆浆(豆乳)を買って、歩きながら朝食をとった。
 
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中国の商店街の通りを歩いていく。朝は街のあちこちで移動式出店で朝食が売られている。ちなみに、毎日の三食の中で一番朝食が好きだ。なぜなら安くて、うまいから(だいたい5元程度の百円以下で朝ごはんが食べられる)。
 
朝食の卵パンをかじりながら歩いていると、商店街の中に観光名所が現れてチケットなしで入れた。
 
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「稷王庙」清時代の遺物。
 
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残念ながら院内は修復中で、その代わりタダで中に入れた。
 
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朝から修復工事がはじまっていた。
 
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修復で屋根の飾りが取られ、地面に並べられていた。
 
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対極図を中心にした綺麗な模様とパターン。
 
これまでに行った他の多くの寺院内でも修復工事が行われているところが結構あった。古く残る建造物は、観光地として蘇る。それ以外は壊されるか、時間が経つに連れ自然と壊れていく。古き良きものを生かすも殺すも、現代に生きる私たちの手に委ねられている。
 
他にも商店街を歩いていて、こんなお店を発見した。
 
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2元ショップ。日本でいう100円ショップの中国版。中国の地方は物価が安く、日本の100円ショップと比べると三分の一ほどの値段だが、もしかしたら北京とかなら、6元ショップがあるのかも。
 
 
新绛の街を歩き出て、しばらく国道108を歩いてから、马村という村にある古く昔の墓地を訪れてみることにした。
 
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「宋金墓群」地下に眠る800~900年前のお墓に潜入。こちらは入るのが有料でチケットは30元。
 
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地下のお墓への閉ざされた門が開く…。
ちなみにこの時の観光客は僕ただ一人。
 
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地下へと続く階段を降りていくと…
 
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肌寒いほど外との気温は一気に変わり、暗闇のトンネルが地下に広がっていた。
 
地下へと続く階段の前まで案内してくれたおばあちゃんから、中に四つのお墓があることを教えてもらい、暗い地下トンネルの中を一人お墓探検に出かけた。
 
トンネルの中は縦横の十字架に広がり、それぞれの方向に1箇所ずつお墓が配置されていた。
 
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地下の通路からまた一段と下に降りて、お墓への狭い入口をくぐり抜けて中に入ると…
 
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おおー!すごい!!
 
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きっとこの下にお墓があるはず。
 
地下なのに、まるで地上の部屋の中を思わせるほど作り込まれたお墓。
 
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もう一つ別のお墓の部屋への入口。
 
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真ん中の赤い扉から誰かがこっちを覗いているぞ。
 
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近くに寄ってみると、少し不気味な顔をした小さな人型の石像。
 
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仏教について、説明された掛け軸が並ぶ通路もあった。
 
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亡者に判決を下す、閻魔大魔王。
 
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悪いことしたらどうなるか描かれた地獄絵図。
 
昔から人の創造力にはすごいクリエイティビティを感じる。死後の世界はどうなっているか。何を信じ、どう生きるべきか。見えない精神世界を、神や悪魔、閻魔大魔王などの具現化したキャラクターを使って実際に現したものだと思う。人は今でも昔と変わらず時には悩み、もがき苦しみながら生きている。
 
今と昔で違うのは、何を信じ、どう生きるかをより自由に自分の意思で選択できることだ。大事なのは、誰かを崇敬しすぎずに、自ら真実を見極められる心構えを持つこと。自立することだと思う。
 
自分の足で歩くこと。
それは自立して、自分の足で立ち上がって、いまを前に歩み進んでいく心構えでもあるのだ。
 
Total: 843.9km
 
 
 
しうんより