Shiunからの手紙

Live different.

美しい鍾乳洞への道草探検

Day 90:中子(zhongzi)- 朝天(chaotian)= 22.8km

 
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今日の天気は曇りのち小雨。遅めの10時から歩き出した。朝ごはんに油条(小麦粉を練って発行させ細切りして揚げたもの)を、あったかい豆乳に浸しながら食べるのが中国流。朝飯はたっぷり食べておこうと油条を三本も食べたら、さすがに脂っこくて、後々胃の調子がおかしくなった。
 
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朝歩き出してから、しばらく国道に沿った小道を歩いて国道108に合流して、ひたすら車に追い抜かされる道に戻った。

自力の徒歩と、動力の車はスピードでは競争にならない。ずっと時速5kmを維持する徒歩と、ペダルを踏めばいとも簡単に加速する車は速さでは比べ物にならない。
しかし、美しいひと時の風景を見つけて、ふと立ち止まりたいときに有利なのは徒歩だ。また歩く旅は、脚があれば誰にでもできるが、多くの人は遠くまで歩いていこうとは思わない。なぜなら車や電車、さらにはひとっ飛びでいける飛行機が発明され、人類の移動に革命をもたらしたからだ。ゆえに、徒歩の旅は、特別な選択となった。楽に動力を使った乗り物より遥かに時間がかかり、時には辛く苦しく、自力で歩まなければ進まないからだ。
ある意味、時代に逆らった、最もシンプルであり普遍的で原始的な旅の移動方法から何が得られるのか。この問いは、最後まで歩き通してから答えてみることにしよう。
 
国道を歩いていると、国道を外れた方向にいくつかの観光スポットを示す標識が現れた。今日の目指す目的地の方向にあるものの、少し遠回りになってしまうが、せっかくなので国道を外れて道草を楽しむことにした。足にブレーキをかけながらクネクネした山道を下りていくと、何やら洞窟の観光スポットがあるらしく、洞窟探検に出かけた。
 
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雪溪洞(xuexidong)と呼ばれる全長約一万メートルにわたる鍾乳洞のうち、今は中に入って二キロ先の地点まで見学できるようになっている。
 
中に入ると、奥深くへと続く、ライトアップされた長い年月を経た神秘的な鍾乳石の洞窟が姿を現した。
 
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人間によって発見されライトアップされなければ、決して光を浴びて姿を表すことはなかってあろう美しい鍾乳洞を見れて、人間でよかったなと思えた。
 
しかし、ここでもマナーの悪い中国人が洞窟の壁に落書きをしたり、タバコの吸い殻が水の中に捨てられているのを見かけた。中でも特にびっくりしたのは、なんか臭うなと、光が当たらない洞窟の奥の方に行ってみると、そこは我慢できない観光客のトイレ代わりになってしまっていた。観光地のみならず、家の近所でもゴミを平然とそこら中に捨ててしまう中国のマナーの無さは、日本とは比べ物にならない。
 
往復一時間ほどで洞窟を抜け、もう一つの観光スポットがある街に一時間弱で歩き着いた。今日の当初の予定を変更し、朝天区という街で一晩泊まることにして、さらに宿のご主人からお得な耳寄り情報を教えてもらえた。明日の朝5時に起きて観光地に向かえば、なんとタダで入れて見れるらしい。朝一ならば、まだ観光地の職員がチケットを検査してないからだ。
 
「早起きは三文の徳」という言葉にピッタリな明日の朝が訪れるよう、今夜は早めに休むことにしよう。
 
Total: 1642.1km
 
 
 
しうんより