Shiunからの手紙

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インドビザ期限切れまで、残り一ヶ月をきった「インド放浪旅の軌跡と軌道」

9月10日にインド入りして、今日まで一ヶ月弱の期間をあっという間に駆け抜けてきた。

いまはダライ・ラマ法王、そしてチベット亡命政府があるマクロード・ガンジという町から少し離れたDharamkotという静かで小さな村に、一部屋借りて滞在している。

 

ここまでのインド放浪旅の軌跡

〜ラージャスターン〜

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日本から中国の北京を経由してインドに到着し、早朝に空港のコーヒーショップで日本人の旅人「研さん」とのよき出逢いがあり、意気投合したそのままの流れでラージャスターン地方へ一週間共に旅をした。思わぬ形で初日にいきなりアグラでタージマハールを拝んで、それからジャイプル、プシュカルに移動し、そしてジョードプルからデリーに戻る夜行列車の中で寒気と腹痛に見舞われ、発熱を伴い二日間寝込んで「インドの洗礼、体調不良あるある」を味うこととなった。

 

北インド 〜シュリーナガル〜

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デリーのホテルで体調が回復したのも束の間、次は日本で知り合った友人のさやちゃんとデリーで合流し一緒に飛行機に乗り込み、北インドのジャンムー・カシュミール地方にあるシュリーナガルに向かった。約一週間のシュリーナガル滞在では、荷馬とガイド付きの二泊三日のGangbalトレッキングに、豪華なハウスボートに二泊してリッチな観光者気分を味わった。

 

〜ラダック・レー〜

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ここからはローカーストな旅人に気持ちを切り替え、シュリーナガルから12時間ジープに揺られて、標高の高い山々を越えて、ラダックのレーまで移動した。レーでの初日に、これまたよい出逢いがあり、インド歴35年でフランス出身の「ダニエルさん」とチャイ屋で出逢い、レー滞在の拠点となるラダック一家が経営する居心地のよいアットホームなゲストハウスに招かれた。レーでは、自分たちでスクーターを借りて近くの町やゴンパを巡り、インダス川に全裸で飛び込んだり、ラダック族様式に結婚式を挙げて、さらにレーより北の奥地にあるヌブラ渓谷にも足を運んだ。

レーではダニエルさんとの出逢いにはじまり、居心地のよいゲストハウスとラダック一家に出逢い、レーの町に名残惜しさを感じた。レーを出発する晩、ゲストハウスでダニエルさんとラダック一家に見送られ、夜行のミニバスに乗り込んでレーからマナリに下った。この夜行ミニバスは、「眠れぬジェットコースター」だった。四人がけのバックシートに、ぼくたち二人と、なぜか二人の子連れのインド人一家四人と相席することになってしまった。激しく揺れる車内、寄りかかれないバックシート、インド人一家との狭すぎる相席の中、深夜のミニバスは14時間も走り続けた。

やっとのことで次の日のお昼頃にマナリに到着し、疲れ切ったぼくたちはマナリに一泊して、翌日に再びローカルバスに乗車してダラムシャーラーを目指した。レーからマナリに向かう深夜のミニバスに比べたら、マナリからダラムシャーラーの10時間のローカルバスはなんとも快適な乗り心地だった。夕方ダラムシャーラーに到着し、500m上にある町マクロード・ガンジまでキツイ上り坂を歩いて登った。

 

〜マクロード・ガンジ〜

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当初の予定では、マクロード・ガンジには一週間滞在し、デリーを経由して、今度は10月にインド第二の大都市コルカタで行われる「ドゥルガプジャ」というインドで最大級のお祭りに参加する予定だった。しかし、お祭りにあわせてデリーからコルカタまでの鉄道の予約がうまくいかず、そしてここまで一ヶ月弱慌ただしく北インドを動き回ってのに疲れてきたこともあり、予定を変更して友人のさやちゃんとも別れ、一人ダラムコットの町に残ることにしたのだ。

 

マクロード・ガンジは喧騒としているため、山道を30分ほど歩いて上がったところにある静かなダラムコットの村に、名もない宿部屋を村人から直接借りた。一泊200ルピーと安いわりに、トイレとホットシャワーもついていて快適な住み心地だ。長期滞在するなら、料理用のコンロも入れてくれるという。このダラムコットという小さな村には、多くの西洋の旅人やヒッピーらしき人々が長期滞在していて、瞑想やヨガに励んでいる。

 

残り一ヶ月のインド放浪旅の軌道

二ヶ月弱のインド放浪旅で、前半の一ヶ月弱では、ラージャスターン地方と北インドを友人との二人旅で満喫できた。インドに来てから、本当にあっという間に一ヶ月という時間が過ぎていった。それだけ毎日が充実して濃い時間を過ごせたということでもある。

しかし、その一方で、もっと一箇所に留まって自分と向き合う時間がほしいという気持ちが高まっていった。

その気持ちが、コルカタのお祭りに行くのを断念し、二人旅から一人旅になり、ダラムコットにもう一週間滞在を延長する決め手となった。

 

旅をして、新しい場所に行けば、もちろんあちこちを観光するのは楽しみの一つだと思う。でも長期間の旅になれば、次第にあちこち動き回って観光することに疲れてきてしまう。観光者としての旅に疲れてしまうのだ。そうではなく、一箇所に一定期間留まって、その土地に住む人々の生活を感じながら、その生活の一部になってみるというのが長期の放浪旅で味わえる醍醐味だと思うのだ。

 

インドに来る前は、二ヶ月でインドを制覇してやるという気持ちが多少あった。

だが、一ヶ月インドに滞在してみて、インド制覇は諦めたし、無理だということが分かった。この大きなインドという国を二ヶ月少々で巡れると考えていた自分が甘かった。

それに自分が求めているのは「インドすべての各地を巡って制覇した」という称号ではない。それより、もっと深くインドの文化や思想を学び、その土地に住む人々との交流を楽しみたいのである。

ということで、残り一ヶ月のインド放浪旅ではより多くのインド各地に行くことはせずに、ダラムシャーラーにあと一週間ほど滞在し、その後はスィク教徒の聖地で黄金寺院があるアムリトサルヨーガのふるさと「リシュケーシュ」くらいでインドビザ期間切れになるかと思われる。

 

最長6ヶ月インド滞在できるビザをフルで使っても、きっと居足りないと思うことであろう。なんせ思わず長期滞在したくなる、そんな魅力がインドにはいっぱい詰まっているからだ。

 

 

 

しうんより