すべてを手放して、中国徒歩横断した次は、インドへ旅立つ
ぼくの旅は2013年3月からはじまった。
所有してたすべてのモノを手放し、
何も持たずに、
無一文で自分はどこまでいけるのか。
お金さえも手放したら、
人はどのようにして生き延びていけるのだろうか。
モノには頼らず、
あらゆる電子機器も持たず、
自分という生身に全神経を集中させて、
旅をしたかった。
そんな京都からはじまった無一文の旅は、四ヶ月後に沖縄でおわりを迎えた。
翌年の2014年4月。
今度は日本を飛び出した。
お隣の大国、中国に渡り、
この広い地球の大地を、自分の足で歩いて巡る中国徒歩横断3000kmに挑戦した。
なぜ、飛行機や新幹線といった高速に移動できる手段がある現代文明の中で、
あえて最も原始的で時間がかかる歩くという旅の手段をとったのか。
それは、
自分自身ととことん向き合い、
旅の一歩一歩のプロセスを誰よりも味わいたかったからだ。
無事182日で、中国の北京から雲南省の昆明まで半年間かけて3000kmを歩き通した。
9月3日に28回目となる誕生日を迎えた。
そして新たな旅の一章がはじまろうとしている。
次は、思想とカオスが入り混じる国、インドへと旅立つことにした。
今回が初の訪問となるインド。
ヨガや瞑想にはじめ、ガンジス川で沐浴して、インドに古くからあるエコビレッジなどインドの北から南まで二ヶ月かけてぐるりと一周巡りつくす予定だ。
そんなインドで待ち構える新たな出会いと体験の数々を、ここに綴って共有できたらと思う。
さあインド放浪記の始まりはじまり。
しうんより