インド観光地のガイドからよく聞かれる「アーユーハッピー?」の本心
今回の初インドでは、初日に運よくデリー市内のコンノート・プレイス周辺にある政府が運営するデリー観光開発公団 Delhi Tourism & Transportation Development Corporation(DTTDC)にたどり着き、朝空港で出会った旅人と意気投合し、DTTDCでツアーを組んでもらい、いま一週間のツアーで一緒に旅をしている。
ツアーの旅は快適だ。
最初の四日間では、なんと車とプライベートドライバーがついてくる。砂漠地帯があるラージャスタンまで車で移動し、途中一つひとつの観光地に到着すると現地のガイドが現れる。そしてガイドに連れられて観光地の歴史と説明を受けながら観光地をまわる。
では、ここで観光地でガイドがいるメリットを考えてみよう。
ツアー初日にアーグラーで訪れたAgra Fort(アーグラー城)にて。
観光地でガイドをつけるメリット
- 観光地について、より深く詳しく知ることができる
- 観光地周辺の現地の生活について聞くこともできる
- 何か分からないことがあれば、その場ですぐにガイドに質問して答えが得られる
- 観光地を知り尽くしたガイドと一緒なら、効率よく観光地をまわれる
- ガイドしか知らない知識や場所に連れてってもらえたりする
- ガイドと一緒なら観光地の売り子に騙されない
何より観光地でガイドがいてくれるととても心強い。
そして知らない世界に、深く導いてくれるのがいいガイドの条件だと思う。
次にガイドをつけずに、自分で観光地を巡る場合のメリットはこんな感じだ。
観光地を自分で巡るよさ
- 何より自由度が高い
- 観光地について何も知らない分、自分の目でよく観察する
- 好きなところで、好きなだけ時間をかけてみて回ることができる
- 観光地に入るチケットだけで安上がり
誰かに指図を受けることなく、気にすることなく、自由に動き回るのはガイドがつけずに観光地を自分で巡る一番のよさだ。
誰にも邪魔されずに自分の目でよく見て、自分の感覚を頼りに観光地をまわれる。
ガイドからよく聞かれる「アーユーハッピー?」の本心
観光地でついたガイドからよく「アーユーハッピー?」と聞かれる。
その本心は、
「ぼくのガイドには満足してる?したなら最後にいいチップをくれよ」
という意味合いが隠されている。
この世界に色んな人がいるように、色んなガイドがいる。
ただお金のためにガイドをしてる人もいれば、観光にきた旅行者に喜んでもらいたくてガイドをしている人もいる。
日本人観光客だとチップを多めに払ってくれる傾向があるみたいで期待されるが、そこは自分がガイドに納得する額をあげるようにしている。
なぜならチップをあげる主導権はこちら側が握っていることを忘れてはいけない。その中で、特にいいガイドをしてくれた人には、気持ちでちょっと多めにチップを払う。もちろん、お互いが「ハッピー」になれる額が一番よい。
そしてお互いがハッピーになるには、
「自分じゃない誰かのために、何かハッピーになれることをしてあげたいという気持ち」が心の中にあるか、ないかだと思うのだ。
しうんより